値段の差は味わいの差に比例しますか?
価格の高いワインの方が美味しいですか?
- 値段が高ければ必ず美味しいとは限りません。
高いワインは良質な葡萄を吟味して高価な新樽で寝かせたり、香り良くより味わいの濃い個性的なものに仕上がっている物が多く、複雑な構成に出来上がっています。それに比べ日常で楽しめる手頃なワインはあまり強い個性でなく、それよりも飲みやすさを優先して仕上がっています。
大切なのは
「高い=美味しい」
「有名なワイン=美味しい」
ではなく、お客さまご自身の好みが美味しさの感覚と気持ちに最も作用します。
初めて赤ワインを飲まれる方なら1本数万円の有名ワインよりボジョレーなどの軽くフレッシュな味わいの赤の方が美味しく感じると思います。
ワインの飲み頃はいつですか?
- 「よくこのワインの飲み頃は?」と聞かれますが、ホント答えに困まるワイン屋泣かせのご質問です。
答えになってないかもしれませんが、飲み頃はありません。
理由は確かに熟成させて10年後が美味しいかもしれませんが、もし若い味わいが大好きな方でしたらもっと飲み頃は早くなります。逆にすっかりタンニンが落ちて枯れかけの感じのワインがお好きな方でしたらさらに長い熟成が必要でしょう。つまり飲み頃とは「飲まれる方の好みによって違います」。ですから、あと何年ですとは言い切れないのが正直なところです。といってもこれではプロの答えになっていませんね。ですから私たちは主だった各産地、造り手によって一番美味しい時期や、今どんな状態なのかを大よそ把握していますので、お客さまの好みを詳しくお聞かせいただければ、いつ頃くらいが飲み頃とお答えすることが可能です。
銘柄も年も同じワインでも、飲まれる時期によって味わいが変わります。そんなところもワインの新たな発見で楽しい魅力です。
赤ワインのボトルはどうして緑色なのですか?
- 日光や蛍光灯の光はワインの劣化の原因となるため、色のついた瓶により、光の透過を防いでいます。ですからワインセラーは薄暗くけっして電気代をケチってるわけではございません。
ボジョレー・ヌーボーはなぜ早く飲むことを競うんですか?
- 本来は11月第3木曜日原産地出荷解禁だったのです。しかし1985年からボジョレー・ヌーボーを解禁日より早く配送することが解禁になりました。昔は、イギリス人を中心としたヨーロッパ人が、いかに自国に早くヌーボーを持って帰るかということでボジョレーの村々では、外国ナンバーのトラックが前日の水曜日の夜に集まり、12時と同時にヌーヴォを自国に持って帰るというスピードを競う儀式的な祭りが行われていました。今では、そんなことも忘れられましたが、誰よりも早く飲むという習慣は残っています。
ボジョレー・ヌーボーになんで皆さん熱狂するんですか?
- 世界中のワインファンがヌーボーで熱狂されるのは、その年の新酒が作れたこと、その年のブドウが収穫された事への喜びなんです。単純に収穫できたことへの感謝の気持ちへの現われです。日本でも秋祭りがありますが、これもお米の収穫が無事終わったことへの感謝のお祭りです。ヌーボーはお祭りですから、ワイワイ楽しく飲みましょう!
11月第3木曜日が解禁日です。ボジョレー地区では前日の水曜日の10時過ぎになるとどこからともなく人が集まってきます。当然目当ては新酒。12時となるやいなやお祭り騒ぎ。既に酔っている人、これから酔う人も皆楽しく歌を歌い騒ぐのがブルゴーニュはボジョレー地区の習慣です。そう、ボジョレー・ヌーボーは、お祭りの酒です。
ヌーボとは新しいを意味します。
- ワインの名前が分かりつらいのですが。
- 確かにワインの名前は産地や生産者名やブドウ品種までカタカナばかりで慣れるまではとても覚えにくいものです。覚えるコツとして少々ややこしいのですが、名づけパターンは下の4つだけです。これらを組み合わせた、長い名称のものもよくあります。しかし、産地・品種など一部が分かればそれで十分です。ラベルの目立つ文字からチェックしてみてください。
パターン1 ブドウの品種名
パターン2 産地名
パターン3 造り手名・ブランド名
パターン4 愛称
- 格付けワインとテーブルワインの違いは?
- 各国のワイン法で厳正にランク付けされています。
日本にはありませんが、ワインの生産国の多くにはワイン法がありその基準に基づいてワインをランク付けしています。国によってランク分けはさまざまですが、大きくは日常で消費するテーブルワインとそれより上級なワインに分かれています。ヨーロッパ諸国は、それをさらに細かくランク分けしています。ただ、格付けがなくても美味しいワインはたくさんあります。また、フランスではこの格付けがワインだけでなく他のお酒やチーズにも適用されています。(原産地呼称統制)
例えば、カマンベールチーズはノルマンディー地方で造られたチーズのみが称すことの出来るチーズ。
フランスワインの格付け
最上級ワイン=AOC=アペラシシオン・ドリージ・コントローレ(より絞られた狭いエリアを冠する方が上質であり高級品です)
上級ワイン=アペラシオン・ドリジーヌ・ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・シュペリュール
地酒=ヴァン・ド・ペイ
テーブルワイン=ヴァン・ド・ターブル
それぞれの格付けは、例えばアペラシシオン・ドリージ・コントローレはラベルにAOCと記載されているので一目瞭然で格付けがわかります。
- 赤やロゼの色はどうして出るのですか?
- それはブドウの皮の色素から色付きます。
赤ワイン:黒ブドウの果皮も種も丸ごと使い、酵母を加えて発酵させる。果皮や種から渋みの成分となる担任や色素が抽出されます。
ロゼワイン:果皮や種を除いた黒ブドウを発酵させてつくります。赤ワインと同様につくり、発酵液が少し色づいたら果汁だけ取り出してつくる方法もあります。
白ワイン:主に白いブドウを使います。果皮や種は取り除いてから酵母を加えて発酵させます。果皮や種を使わないため、渋みが少ないフルーティーなワインになります。
泡が出るワイン=シャンパンではないのですか?
- シャンパンはシャンパーニュ地方産の発泡性ワインだけです。
お祝いの席での乾杯にかかせないのがシャンパン。
シュワシュワと泡立った爽やかなワインは、皆に幸せを運んでくれます。でもそれはホントにシャンパン?日本では発泡性ワイン(スパークリング・ワイン)をシャンパンと呼ぶ傾向がありますが、しかしシャンパンはフランス・シャンパーニュ地方で生産された発泡性ワインにのみ許された名称です。
⇒ シャンパンとスペークリングワインの詳細はこちら
Chやシャトー○○はワイン名ですか?
- ワイン名であり、生産者名でもあります。
いかにもロマンチックなこの名称はフランス・ボルドー地方によく見られます。大規模ブドウ園を所有する裕福な領主がワインを輸出するときに自らの館(シャトー)名をワイン名にしたのがきっかけです。
「シャトー○○」といえば、ワイン名になりますが、ワイン界で単に「シャトー」という場合はその栽培からワインの瓶詰めまで一貫して行なう生産者のことを指します。その名にふさわしい優美な城を持っているので、チャンスがありましたら見学も出来るところも沢山ありますので是非とも訪問してみてください。
- 最近、自然派ワインというのよく見かけるのですが、何でしょう?
- 安全でおいしい?!自然派ワインとは無農薬や有機農法の農作物が人気の昨今、ワイン業界でも自然派のものが注目を浴びています。人にやさしく環境にやさしく、果実味が凝縮したおいしいワインがある一方、アレって思うものも。自然派ワインはおもに3種類の農法で造られたブドウを使用しています。
■バイオ・ダイナミックス農法(ビオ・ディナミ)
有機栽培の一種。農薬や化学肥料は使わない。天体の動きがブドウに与える影響を考えて栽培スケジュールをたてます。微生物を使って土壌を調整、害虫の天敵を増やして害虫を駆除するなど自然に即して畑を整えます。
■有機農法(ビオ・ロジック)
化学肥料や科学農薬を3年以上使っていない畑で育った有機栽培ブドウから作られるワインです。有機ワイン・オーガニックワインでヴァン・ビノと呼ばれてレストランのメニューでも最近よくみかけます。
■減農薬農法(リュット・レゾネ)
有機農法ほどではないが、ブドウ畑での化学物質の使用をできるだけ少なく押さえた方法です。
無添加ワインって?
酸化防止剤である亜硫酸が添加されていないワインですが保存中に味の変質がおこりやすいリスクもあります。
ワインはやっぱりフランスがいいの?
- それぞれの国で素晴らしいワインが生産されていますがこれからワインをより深く知ろうとするならやはり、豊富な種類、多くの高い品質のワイン生産国はやっぱりフランスに始まりフランスに・・・・
最近はさまざまな国で良質なワインが造られていますが新興国のお手本になっているのはなんと言ってもワイン発祥の地フランスです。紀元前600年前からワインを造り続け、ブドウの栽培面積はスペインより少ないものの生産量は今も世界のベスト3に入り、質的水準の高さにおいては、常にトップの座を譲りません。フランスワインと言えば、ボルドーとブルゴーニュを筆頭にシャンパーニュ・アルザス・ローヌなど多くの地域で、それぞれ個性的なワインが生産され世界中の人に愛されています。そして最新の醸造技術を導入すると共に、歴史と伝統を重んずるワインの世界の中で、AOC制度によって、その品質の高さと個性を維持管理し、 指導的役割を果しているのもまたフランスです。何はともあれ、フランスワインを一度じっくり味わってみてください。REDBOXではお客さまがワインを最高の状態でお楽しみいただけますようあらゆるお手伝いをさせていただきます。どうぞ、何なりとご用命下さいませ。
エチケット(ラベル)の読み方は?
- ワインを手に取ったら先ずはラベルを見てください。ラベルはフランスではエチケットといいますのでレストランで飲んだワインのラベルを持ち帰りたいときはお店の人に「エチケットをお願いしますと」頼むとちょっとお洒落ですよ。
フランスのエチケットには生産地ごとの定番スタイルが存在しています。幾つかのキワードを読み解けば、飲まずとも中身ワインが想像できるほどです。
フランスワイン大研究Part1
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